働きやすさを見直そう!!ゾーホージャパンのオフィス改革
みなさんはどんなオフィスで働いていますか?また、どんなオフィスが理想的ですか?
ゾーホージャパンでは、2017年にオフィス検討プロジェクトチームを発足させ、日々の“働きやすさ”を追及した社内環境づくりに取り組んできました。
今回は、改装計画の中心となった ManageEngine事業部の吉村さん・前田 潤さんのお二人に、今のみなとみらいオフィスができるまでの経緯や、こだわりポイントをお話してもらいました!
オフィス改装のきっかけ
吉村:今から2年前ですね、オフィスの契約更新を控え、また人が増えて手狭になってきたゾーホーオフィスを改善する必要性が出ていました。広さやレイアウトを変えることはもちろん、オフィスでの働き方を見直すきっかけになるのではないかと考えたことが、このプロジェクトの始まった理由ですね。
前田:新しく入った人・子育てしながら働いている人など、各部からいろいろなバックグラウンドを持つ人を集めてチームを組みました。
吉村:そのプロジェクトを始める前に、どういうオフィスがいいのか・どういう働き方をしたいのかについてプロジェクトメンバー内で意見を集め、最終的なオフィスのビジョンを決めました。
昔のオフィスについて
前田:2年前は“The オフィス”って感じのデスクで、スペースは今の半分でしたよね?ギリギリまで机がひしめきあうオフィスでした。まわりとの間隔も狭かったですしね。固定席だったので個人の所有物がたくさんあって、1人1つキャビネットをもっていたんですけど、物が多い人はそこにどんどんため込んでいた印象です。
吉村:もともとフリースペースがオフィスの端っこにあったんだけど、仕事用のデスクがどんどん増えていったから、追いやられすぎて最終的にはすごく狭くなってみんなが使わなくなってしまったんです。
(旧ゾーホージャパンオフィス)
具体的なオフィス改装
吉村:不動産会社や、比較的新しいオフィスの会社、同程度の規模の会社にオフィス視察に行きましたね。
前田:総務エリアをつくることや、ガラスの壁の導入に関しては他社を参考にしましたね。ドーンと壁をつくりすぎてもよくないし、かと言って個人情報を扱うのでみんなに見られるとまずいこともありますし。うまく調整しながら取り組みました。
吉村:フリーアドレスを取り入れることを決めてからは、座席数は余裕を持たせて社員数の8割程度にしました。
前田:リモートワークを積極的に取り入れているので、全員は来ないだろうと見込んでの8割です。そこをカバーする意味でも、窓際席や芝生スペースを作りました。クッションに寄りかかったり、立ったまま仕事ができる環境があることで気分転換にもなりますしね。ハンモックを取り入れるなんて案も出ていました。※フリーアドレス=固定席がなく、自由に座席を選択できること
改装のうえでこだわったこと
前田:スペースの使い方ですかね。机の配置とか色々考えたり、集中ブースを手前にしてみたり。このスペースに関しては当初の想定とは全然違って、静かなスペースじゃなくなりましたね(笑)
吉村:フリースペースをにぎやかにして、奥に行くにしたがって静かになるようにってことにしてたんだけどね…そういうところ(使い方)は最終的にみんなの利用方法に任せちゃったかな。
前田:逆に家具選び等はこっちがメインで行いましたね。オフィス感があまり出ないよなものを選びました。全体的になさすぎてもメリハリがなくなるけど、休むスペースはリラックスできるように気を配ってみました。
吉村:諸々のビル側の規制がある中でも、最低限オフィス感が薄れるようにこだわりました。どこまでできるのかダメ元で案を出してみたりしましたね。
苦労した点と学び
吉村:ただオフィスの“もの”を買い揃えればいいということではなく、いろんな考え方があることを前提に、新たに取り入れる制度に対してみんなの賛否を問うことかな。
前田:その調整が一番難しかったですね。
吉村:フリーアドレスにはしましたけど、結局ほとんど固定してる人もいるしね。ある程度の柔軟性をもたせることが大事だなと感じましたね。
前田:あとは、定期的に発信・情報共有をしてそれを浸透させていきながら進めることも大切だと思います。
吉村:コンセプトやビジョンを決めるだけでなく、徐々に周りを巻き込みつつ取り組む必要性を感じました。スケジュールの提示も早め早めを心掛けて、共有を意識しました。誰かの利益は誰かの不利益になるということもあるので。
前田:それは何をやるときにも同じことが言えますね。
会社に来て、席の前後左右の人としかコミュニケーションがとれていなかった状態から、自由に行き来しやすく、より開放的なオフィスへと変貌を遂げた現ゾーホージャパン。最近はますます社員が増えてきているため、午後に出社すると席がない問題が発生しているとのこと。新たなオフィス検討チームが発足する日も近そうです。
次回からは、具体的なオフィス施設や使われ方をお届けしていきます!!