Quote of the Day #2"Failure is condiment that gives success its flavor."Truman Capote
Truman Capote
「失敗は成功の隠し味だ」
逐語訳すれば「失敗は成功にその味を与える調味料だ」となります。
失敗ってどんな味がするんでしょうか。
たぶん単体だとキツい味がして食べられたもんじゃないでしょうね。
味の素って単体で食べても全然美味しくないじゃないですか。
きっとあれと同じなんだと思います。
考えてみれば、何も考えずにやってきた事がことごとく正解で、内省をせずにすごして来たような人は、壁にぶち当たったときに苦労すると思います。
「苦労の上に今がある」というような人はここに来るまでにもう解決策を知っているはずだからです(それかリタイアしてしまったかです。どちらにせよもう悩むことはありません)。
小中高と学校で優秀な成績をおさめ、大学にも現役で入学難易度の高い大学に入学していった友達がいるのですが、彼は今就職活動で自己分析ができずに悩んでいるそうです。
彼は優秀な頭脳を持ち、その頭脳の鍛錬に人生の多くを費やしてきた人間ですが、同じレベルの知性を持っている人なら同じ大学にいるからだそうです。
「成績のよさはここでは個性にはならない。それを取ったら自分には何が残るのだろうか?」これが今の彼を悩ませている疑問です。
まあ彼に似た人が何人いても彼の素晴らしさは色あせないと僕は思っているのですが僕にそんなことを言われても彼が自分で気づくまでは気休めにしかならないでしょう。
一方僕は幸いにも大学に落ちて一年間浪人していたので彼ほどは悩むことはないと思います。
2回も受験を経験して志望校を再検討した段階で既にある程度自己分析をしてきたからです(だからこそ 2回目の受験ではある程度の成果を出すことができました)。
まあ大学に落ちたことに関しては失敗は失敗なので開き直る気はないですし、反省すべきところは反省して糧にしようと思っています。
特に金銭的負担をかけてしまった家族には申し訳ないと思っています。
とはいえ塞翁が馬というか、どんな経験から何を得られるかは分かりませんし、失敗を避けることが必ずしも最良の結果をもたらすとは限らないのかも知れません。
…企業の採用担当の皆さん、僕は隠し味が効いていて美味しい人材ですよ。
(インターン生 久保田)