川根本町オフィスの開所式の様子をお伝えします!
記念イベントも開催しました!
開所式終了後には、町民の方々にもサテライトオフィスに親しんでもらおうと、文化会館にて当社主催の開所記念イベントを開催しました。
本社がインドに所在することにちなんで、インドで普及している自動三輪車を体験乗車していただいたり、インドカレーを無料で振る舞ったりと、訪れてくださった町民の方々をもてなしました。
静岡県川根本町内にサテライトオフィスを開所!
4月23日、ゾーホージャパン株式会社が、小長井区の元小長井駐在所に「川根本町オフィス」を開所しました。
川根本町では静岡県とともに、平成28年度より、町内の空き物件を活用した「サテライトオフィス」の誘致事業を実施しています。
サテライトオフィスとは、おもに都市圏の企業が地方に事務所を新設して業務の一部を移転することをいいます。これによって、多様性のある雇用の創出や町内への転入者の増加が期待されます。
昨年9月に行われた本社(インド)のラジ・サブロク社長による町内視察や、11月から今年3月までの実証実験を経て、本町での開所が決定しました。
▲当日は事務所前にて開所式が挙行され、吉林章仁静岡県副知事や小長井区の後藤勝区長など関係者約20人が出席し、事務所の新たな門出を祝っていただきました。
社長が語る 「私たちが川根本町を選んだ理由」
当社は、インドに本社を持つ親会社の「ZOHO Corporation」が開発したコンピューターソフトやサービスを国内で販売する会社であり、製品に付帯する保守サービスも提供しています。「人の役に立ち、人と喜びを分かち合う」を企業理念とし、社会的意義を考えながら事業運営を推し進めています。
そのような中で、当社がサテライトオフィスの開設を目指した目的は3つあります。まず1つは、当社提供のサービスが国内でも普及し始め、お客さまをサポートするための「コールセンター」の開設が必要となったことです。2つ目は、テレワークの推進による働き方の改革です。自然環境に恵まれ本社被災時は代替拠点にもなり得る地域にオフィスを整備し、遠隔地であっても本社と遜色ない仕事環境を実現することで、社員の多様な働き方を創出したいと考えています。3つ目は地方創生への貢献です。地方での雇用創出や女性の活用など、少子高齢化社会における新しい「働き方」を実践し、日本社会の活力ある未来へ寄与することを目指しています。
当社では、実証実験を経て、この3つの目的が川根本町で達成できると判断し、サテライトオフィスの開所を決めました。判断にあたっては、自然環境が豊かで高速通信回線が整備されているというハード面の魅力はもちろんですが、町民の皆さまの温かいあいさつからにじみ出てくる人柄の良さといった、この町が有するソフト面にも心をひかれました。
今後は、このオフィスをコールセンターや製品翻訳、新製品開発の拠点として発展させていくことを目指していきます。またそれだけでなく、インド本社にある企業内大学と連携し、町内の中高生を対象とした英語教育やプログラミング教育で協力し地域貢献にも取り組んでいきたいと考えています。
町民の皆さんとともに、魅力的な「川根モデル」を作り上げることを目標に努めていきたいと考えていますので、これからどうぞよろしくお願いします。
社員が語る 「サテライトオフィス、こんな感じです」
▲写真 左がZoho事業部中沢 仁 事業長
右が川根本町オフィス 杉山 祐加
ゾーホージャパン株式会社 Zoho事業部
中沢 仁 事業長
通勤に疲れることもなく、静かな環境の中で、集中して仕事ができるメリットを実感しています。また縁側に座ってSLの汽笛を聞いたり、千頭駅前でお昼ご飯を食べながら地元の人と話したり、気分転換がしやすいことも魅力ですね。ここから「豊かな働き方」を発信していくとともに、お祭りなどにも参加して、地域に根づいたオフィスにしていければと考えています。
ゾーホージャパン株式会社 川根本町オフィス
杉山 祐加 (平栗区)
まさかこの町に住んでいながらIT企業の社員になれるとは、夢にも思いませんでした。コールセンター業務として問い合わせの受付や振り分けを担当していますが、分からないことがあれば、テレビ電話で本社の社員さんが教えてくれます。家族もここでの仕事に興味を持ってくれていて、最近では小学生の子どもたちも「オフィスを見てみたい!」と言っています。
出典:広報かわねほんちょう 平成29年6月号
PRテーブルにてサテライトオフィスをご紹介しております。
プログラマから翻訳へ。人口7000人の町で夢を叶えた横浜のIT企業社員の地方暮らし